かってにインパクトファクター

子育てサラリーマンが日々の雑多なことをつらつらと綴ってます。時々政治ネタ経済ネタコンピュータネタなどをはさみます。

http://news.goo.ne.jp/news/sankei/shakai/20050624/m20050624001.html

ということで、コシヒカリネタではなく、品種改良ネタ。
人間もその他の動物も植物も、個体特有のDNAを持っていて、そのDNAの中でも個体の特性の発現を担当する部分を遺伝子と言っていたような気がする。
で、今回のは遺伝子を操作するのではなくて、ことなった品種を掛け合わせて都合の良い遺伝子を持つ物を調べることで、特定の機能を強化したものをつくろうと言うもの。
これから先、世界の人口が増えてゆくことが予想されていて、昆虫を食わないことには間に合わないとか言う話も聞いたことがあるが、それならばこのような手法で生産量を増やした方が一般受けはするでしょうね。
問題があるとすれば、生産量が高すぎるゆえに土地がひあがってしまい(土地の栄養が少なくなる)、作物がそもそも育たなくなってしまうこと。この辺はある程度予想しながら計画をたてれば対処は出来るかなと。
この稲を開発した人は、他の品種にも適用したいと言っている。稲の遺伝子をとうもろこしにいれるには、さすがに交配ではなくて、遺伝子操作になる。遺伝子操作については”感情的な拒絶反応ではなく、科学的に評価されるべきだ”と言っている。実はこれは非常に的を射ている。というか、遺伝子を操作しなくても危険な物は山程ある。ただ、昔から食べて来た食品に関しては、科学的に安全かどうかはしらないけれども、まっとうな死に方ができますよと言う感じだろう。だから、遺伝子操作した食品でも、多くの人が食べてみて、多くの人が天寿をまっとうできれば問題ないと言うことです。
別の側面から遺伝子操作した植物を見ると、これはある意味外来種なんですね。どこの国でも外来種。野に放つとどれくらい広がるか分からない。生態系を乱すかも知れない。個人的には遺伝子操作の植物は、環境アセスメントみたいなのを導入して調査する位してもらえると安心。