かってにインパクトファクター

子育てサラリーマンが日々の雑多なことをつらつらと綴ってます。時々政治ネタ経済ネタコンピュータネタなどをはさみます。

太陽系の謎解明へ「ディープ・インパクト」 彗星“爆撃”し飛散物質分析

アメリカNASAが370キロの銅の塊を宇宙にある衛星にぶつけて、その散乱物を調べようとしているというニュースです。
衛星とは、一般に太陽の周りを回っている惑星の回りを回っている天体を指します。ちなみに、地球から見ると惑星はきれいに(円を描きながら一定方向に)動いていません。時々逆行します。なので戸惑っている様に見えたので、惑星と名付けられました。それはおいておいて、普通衛星は小さい物なので、重い弾丸をぶつけてやると飛び散ったものが宇宙空間まで投げ出されます。地球では無理です(当然です)。
この手の記事にはなかなか掲載されていないのですが、個人的には物質を特定する手法が気になります。飛び散った物質を回収して地球に持って帰ってくることができれば化学的な手法も使えますが、今回はそうではなさそうです。となると、質量分析分光法位しか思い付きません。あぁ一体いくらかかっているのやら。
そして、最大の疑問点は、原始の宇宙の構成がある程度分かったとして、そこから何を調べたいのかです。太陽の中では核融合反応が持続的に起こっていますが、水素から普通?の核融合で得られるのは鉄までです。鉄以上の質量を持つ物質は超新星爆発によって作られるのだから、原始の太陽系構成物質と今のではあんまり変わらないような気がするんですけど。この辺の疑問は調べてみないと分からないというか、宇宙を構成していた物質が今と違ったら理由を探さんといかんねと言う感じで、いまの時点ではっきり答えられる人は少ないんでしょうけど。