かってにインパクトファクター

子育てサラリーマンが日々の雑多なことをつらつらと綴ってます。時々政治ネタ経済ネタコンピュータネタなどをはさみます。

シャトル、エンジンに重大欠陥…部品1600個交換

NASAスペースシャトルエンジンの電子制御部分に、最悪エンジンが停止する欠陥があるとして部品を交換していたというニュース。
これだけ科学が進歩している時代に、ハードウェアの欠陥をあらかじめ予想できないのか不思議に思うかも知れません。この手の問題は、さまざまな要因が複雑に絡んでいます。今回の問題は、記事を読む限りでは、想定違いの製品を組み合わせていたのではないかと読めます。例えば、プログラムを書くときに、f(x)=1/xという関数を定義したとして、ではx=0の時の動作はどうするのかとなったときに、特別対策をたてないとエラーを吐いてプログラムが止まることがあります。x=0のときには例外処理を行うとしても、その例外処理を明確に定めていないと別の人がその関数を利用するときにトラブルの元になります。普通、例外処理も含め、一つの部品で多くの命令が処理出来るわけで、その様な部品を多く組み合わせて来ると、やはり製作社同士の”思い込み”による潜在的な”バグ”が潜んでしまうことになります。今のところ、このような問題の根本的な解決法はないので、地道に調べてゆくことになります。そのため、製品を完成させた後に部品の交換などが生じることになります。同様の事はソフトウェアにも言えて、そのためWindowsなどでは毎月セキュリティーパッチ(プログラムの不具合を修正するプログラム)を更新しています。