かってにインパクトファクター

子育てサラリーマンが日々の雑多なことをつらつらと綴ってます。時々政治ネタ経済ネタコンピュータネタなどをはさみます。

物騒な話題

最近、子どもが親を殺したり、弟が兄を殺したりちょっと物騒な話題が多い様な気がする。
でも、申し訳ないんやけど、この手のニュースを聞くと、ちょっと”がんばったな”って言いたくなることがあるんよ。なんでか。山崎マキコの時事音痴( バックナンバー )でも少し触れているけど、少し前までは恐怖や憎悪の対象以外の社会的弱者を狙った犯罪が多かった。ちなみに、上記のコラムはこれらの事件に境遇が似ているとおっしゃる山崎さんの方がずっと考察も投げかける意味も深いので一度読んで頂きたい。
科学の世界だけではなく、いろんなところでフィードバック(循環)と言う言葉を聞く機会がある(かもしれない)。フィードバックを簡単に言うと、ある事象の影響をその事象が受けること。んー。簡単にいいすぎるとちょっと自分で書いててもわからん。例えると、
陸上部に入っていた山田君は走るのが遅かったけど、監督が厳しいのでイヤイヤ走りました。そしたらタイムが良くなったのでやる気が起きて、さらに頑張ったらもっとタイムが良くなりました。
と言う感じ。ちなみに、詳しく言うと、これをポジティブフィードバック(正の循環)と言う。言い意味でも悪い意味でもポジティブフィードバック。逆に、
警察は、駐車違反を取り締まると来年度に使えるお金が増えるので、頑張って駐車違反を捕まえました。でも、みんな捕まるのが嫌なので、駐車違反をする人が減りました。おかげで警察の使えるお金は減りました。
というのはネガティブフィードバック(負の循環)と言う。良くても悪くてもネガティブ。
このフィードバックという視点に立つと、例えば体育系の部活などで、先輩にいじめられたからおなじことを後輩にやってやると言う心理にフィードバックはかからない。やられた嫌な思いを後輩にさせたくないと思うとネガティブフィードバックがかかる。
科学的な見地に立って見たとき、ポジティブなフィードバックはよろしくなくて、ネガティブなフィードバックはよい事が多い。なんでか言うたら、たとえば陸上部の話に戻すと、ポジティブフィードバックで頑張ってもやりすぎると体を壊してしまうから。つまり、行きつくところまで行くと壊れてしまうんよね。ブラックマンデーもそうやった。人間の体は機械じゃないので、壊れるまでやらんけど、それは内部にネガティブフィードバック機構があるからとも言える。
なんであろうと人ごろしは良くないけど、殺される程人に怨まれるのもやっぱりよろしくない。でも残念なのは、怨まれている人はそのことに気づきにくいんよ。だから、やっぱりやられている人が何らかの形でやり返さんとあかんねん。個人的な経験から更に言うと、出来るだけ初期の段階でバシッとやり返す(言い返すとかそらすとか等)と大きく広がらない。事が大きくなると、ネガティブフィードバックを唱えてもその反動がでてしまうもんやしね。
ちなみに、もといじめられっ子から言わせて頂くと、なんらかの形でそれを乗り越えると社会的にいじめっ子よりは強くなれるのだから、いまは頑張って欲しい。人を殺すまで行く前に、賢くなってほしいと願っております。