かってにインパクトファクター

子育てサラリーマンが日々の雑多なことをつらつらと綴ってます。時々政治ネタ経済ネタコンピュータネタなどをはさみます。

ES細胞、韓国の研究を調査 文科省方針

韓国ではES細胞の先進的な研究を行っているから、今後の日本の方針を決めるためにも、向こうの状況を調査してみましたよというニュース。
ES細胞ってのは人の元になる様なもんやから、やりようによっては人にもなり得るので、いろいろもめてまっせという状況やね。どうも医療に関しては一つの指針が無いような気がする。法律では禁止されてないけど、なんとか学会の承認を得なければ出来ないとか、かってにやったら学会から干されたり、免許を剥奪されたり。私の中では、そのなんとか学会の方針がどこにあるんかが様分からんのんよ。
と言うわけで、物理工学専攻の私がかってに基準を作っちゃいましょう。
話はそれるけど、こないだテレビでシロクマって他の熊と比べると鼻が長いという話題がでた。解説の人は、
”鼻が長い方が水の抵抗が少ないんですよー”
とさらっと言ってた。実はこの意味は凄く重くて、遺伝のたびに少しずつ鼻の長さの違うシロクマが生まれて、その中で少しでも鼻の長い方が生き残る確率が高かったと言うことを意味している(と思う)。たかだか水の抵抗が少し違うだけじゃーんとか思っても、そのわずかな差が生存競争に響いているという驚愕の事実!
20代も後半になると、体の不調を訴える人もおるし、自分は弱い人間やと思い込んでしまう人もおるけど、その遺伝子を持ったご先祖様は、鼻の長さが違うだけでも淘汰されてしまう自然の中で頑張って生きて来たんやなーと時々感慨にふけることがあるねんな。
これから先、地球の環境が大きく代わる可能性がある。気温が上がるかもしれないし、下る(全球凍結)かもしれない。隕石が落ちたり溶岩が噴出したり、大地震が起きるかもしれない。そんな状態になっても人類として生き残るためには、あらゆる環境に適用できるという選択肢を増やした方が良い。そうしたら、わずかな酸素でも生きることが出来たり、熱さ寒さに負けなかったりする人達が生き残ることになる。アトピーになりやすい体質でも、ギョウチュウに強いという事もあるかもしれないし。
ということで、結論ですが、今後の人類のゆく道を考えると、遺伝子の多様性というものが非常に大事になる。だから、体外受精であろうが別にかまわないと思う。ただし、人間の基準による遺伝子の選別は良くない。流行が生まれると偏るから。いろんな人がいて、いろんな価値観があると、何かが起きても一つの方向に流れない。だからこそ、必ず犠牲になる人がいる半面、人類として全滅はしない(変化の規模にもよるけど)。
自分で書いててうまい文章じゃないなと思いつつ、まとめると

  • 遺伝子の多様性を高めるための技術は容認
  • 人間の流行に流されて、偏りが出来る技術(遺伝子を調べることであらかじめ振るいにかけるなど)は禁止
  • 宗教的思想には流されない

という方向性でよろしいんじゃないでしょうか?