かってにインパクトファクター

子育てサラリーマンが日々の雑多なことをつらつらと綴ってます。時々政治ネタ経済ネタコンピュータネタなどをはさみます。

散髪屋さん

髪の毛が伸びてうっとうしかったので
昨日は散髪屋さんに行って来ました。


”確か学生さんでしたよねー”
”そうですね。博士課程で今年卒業です”(前にその話をしたような気もする)
”そしたら3日位で論文を書いて、後は卒業だけですねー”
”・・・・・”


えーと。何情報ですか?
どうも論文は簡単に仕上ると言う思い込みと
”学生は遊べていいよなぁ”
感がただよっておりました。まぁそこの否定はしませんが。


と言うことで、学位論文がどんな感じかを主観的ですが、示したいと思います。
比率は先生が手伝ってくれる割合で、昔知合いの助教授が語っておりました。

学士論文 1対9
学部によっては学位の授与に必須でない所も時々ある。論文作成にだいたい数週間かかる。それ以前の準備に数ヵ月。右も左も知らない状態なので、その多くを先生や先輩に手伝ってもらえる。
修士論文 5対5
学位の授与には必須。1〜2ヵ月はかかる。それ以前の準備(実験、考察等)に1年程度。先輩は当てに出来ないが、先生には見てもらえる。
博士論文 9対1
学位の授与には必須。数ヵ月から半年はかかる。それ以前の準備に数年(修士もふくめ5年の成果であることが多い)。基本的に自分でこなし、考察まで仕上げてから先生と議論する程度。

という感じです。
特に枚数に関しては制限はありませんが、数十ページにおよび、
また博士論文は英語となることが多々あり、色々大変そうです。
補足致しますと、課程終了と学位授与は別なので、学位論文を書くまでが
課程終了の条件で、その論文を元に先生方の前で発表を行って
その審査に通ってはじめて学位授与だったと思います。


どちらにしろ、
”どうせ卒業までは遊べるんでしょ”
的な意見は思っていても商売上言わない方がよろしいかと。うぅ