かってにインパクトファクター

子育てサラリーマンが日々の雑多なことをつらつらと綴ってます。時々政治ネタ経済ネタコンピュータネタなどをはさみます。

チョコレートの健康効果を立証と 米研究

チョコに含まれるフラボノイドに血圧降下作用があるかどうか調べる実験です。
条件は、

  • ダークチョコとホワイトチョコを使う。(ホワイトチョコにはフラボノイドが入っていない)
  • 高血圧のある男女10人を二つのグループにわける
  • 15日間一つのグループには片方のチョコだけを食べてもらう
  • 次の15日間はチョコを入れ換えてまた食べ続けてもらう
  • チョコのカロリーはどちらも同じになるように調節する

としたときに、10ミリHg*1ほど血圧の低下が見られましたよというニュースです。
気圧に直すと70分の1気圧程度血圧がさがったということです。個人的には非常に微妙なような気もするのですが、細かいことは気にしないでおきましょう。
個人的に気になるのは、血圧を低下させる作用がある=健康(増進)効果があることにつながるのか?という所です。ニュースのタイトルは記者がかってに付けているのでしょうけど、高タンパクな食べ物で血圧が上がろうとしているという自然な作用をフラボノイドで強制的に下げているのだとしたら、なにかしらの不都合が体に起こっても不思議じゃないと思うんですけど。
しかし、とくに学術的なニュースや話題を素直に受け止められないのは職業病なんでしょうか。周りに聞いてみるか。

*1:Hgは水銀の元素記号です。気圧の単位として使われます。1気圧が760mmHg(みりめーとるえいちじー)。場所によってはtorrという単位も使われますが、mmHgと同じ意味です。