かってにインパクトファクター

子育てサラリーマンが日々の雑多なことをつらつらと綴ってます。時々政治ネタ経済ネタコンピュータネタなどをはさみます。

ウォータークライシス

環境に深く関わった職に就く予定なので、
この手の話にはかなり関心があったりします。
しかし、NHKが作るこの手の番組の出来は
非常にいいんですよね。
おかげで、かなり気に入らないことがあっても
受信料を支払わなければという気にさせられる(払ってますけどね)。


日本は大量の水を輸入していますよという事実は
http://www.water.go.jp/honsya/honsya/referenc/mizuhaken/4yunyuu.html
前から良く聞いていたんですけど、
仮想的に水を輸出している国の
現状がこれほど悪いとは思いませんでしたね。


全体的にはよろしかったんですけど、ちょっと思ったこと。
地下水をくみ上げて数千年かけて蓄えてきた
水を一瞬ともいえる時間で消費していて、
未来の子供たちから水を奪っていると
言っていましたが、最終的に目指すところが
地下水からのくみ上げでない以上、
いくらくみ上げても、未来の子供から
水を奪っているという感想はもてませんでした。


ネット履歴からけされてしまいそうなので、
NHKのウォータークライシスの番宣を載せておきます。

ウォータークライシス 水は誰のものなのか?
地球の血液ともいうべき水。その危機が世界規模で進んでいる。現在、安全な飲み水が簡単には手に入らない人口は10億人以上にのぼる。農業の水不足も深刻だ。アメリカやアジアの穀倉地帯では、川の水が途中で涸れる「断流」が頻発したり、地下水が枯渇したりして農業ができなくなる地域もでている。
 人口増加により、ますます深刻になる水の危機。その生々しい現地報告と、危機を回避するための方策に迫る2回シリーズである。


第1回 狙われる水道水
2005年8月20日(土)午後9時〜9時52分
 

水浴び風景(マニラ)

「盗水」の取締りをする水道会社捜査官
 第1回のテーマは、飲み水。水道事業の民営化を取り上げる。財政難で水道インフラの整備が滞る国が増える中、世界各地で公営水道の民営化が進められている。企業の資金を導入してインフラを整備し、貧しい人々にも安くて安全な水を届けられると期待された。
 しかし実際には、さまざまな問題が起きている。フィリピンでは、水道網は広がったものの料金が以前の4倍に跳ね上がり、高すぎて水道水を手にできない人が増えてきた。そうした中、水道管に違法接続して水を盗む「盗水」が多発し、大きな社会問題となっている。
 一方アメリカでは、高い水道料金とサービスの悪さに怒った住民たちが、民営の水道会社を公の手に取り戻そうと動き始めている。この夏、カリフォルニアのある町では、公営化の是非を問う住民投票が行われた。
 民営化で水が“商品”となった時一体何が起きるのか。世界の現場を見ていく。

第2回 涸れ果てる大地
2005年8月21日(日)午後9時〜9時52分
 

水を飲む子ども(インド・ラジャスタン州)

深刻な水不足が起きている
インド・パンジャブ州(掘り当てた井戸を囲む人々)
 第2回は、世界の農業の現場でいま、水に何が起きているか、そのリポートを中心に農業の水不足の現状を紹介する。人口10億のインドは1960年代の緑の革命によって食料自給を達成した。その食料増産を支えたのが、北西部のパンジャブ州だ。
しかしいま、パンジャブ州では深刻な水不足が起きている。井戸が次々に涸れて、農業ができなくなる事態が起きているのだ。またアメリカ・カリフォルニア州では、都市が農業地区の水を買い取る水売買契約が増えていて、その水を生み出すために休耕することが起きている。
 食料の多くを輸入に依存する日本はこうした海外の農業の水の危機と深い関係がある。農業の水を通して私たちの食生活をとらえなおす。