かってにインパクトファクター

子育てサラリーマンが日々の雑多なことをつらつらと綴ってます。時々政治ネタ経済ネタコンピュータネタなどをはさみます。

受精卵使わないES細胞づくりに成功 倫理問題回避に期待

万能細胞と呼ばれる胚性幹細胞(はいせいかんさいぼう、ES細胞)を、成人の皮膚細胞から作ることにハーバード大の研究チームが成功しましたよというニュースです。
ES細胞と皮膚細胞の融合させると、ES細胞と同じ性質を持つ細胞の形成に成功しましたよというニュースです。
書き方が詳しくないので詳細は分かりませんから、記事から予想してみますと、
普通の皮膚細胞にES細胞を融合させる(皮膚細胞にES細胞のDNAを入れる)と、皮膚細胞の性質がES細胞のそれと同じになった。
ということのようです。まだ人間での臨床試験の段階にはいたっていないが、将来的には人間の細胞にES細胞を直接融合させ、そのあとES細胞の成分を取り出すことが出来れば、人間の細胞のどの部分でも万能細胞に出来る可能性があるらしいです。
また、倫理上も受精卵や人クローン胚を使わないので、倫理上問題ないとのことです。作られた万能細胞を人の子宮に入れても人が出来なければ、倫理上問題ないでしょということだと思います。


問題はすでに性質が形成された人の細胞を万能細胞に戻すことが出来たとしてそこから何が出来るのかということだと思います。?
たとえば、脳に損傷を起こした人の万能細胞を作って脳に充填させてやると、失った記憶は戻りませんが、少なくとも元の状態に戻すことが出来ますし、体内部の損傷に関しての治療には威力を発揮しそうです。拒絶反応も出ないと思いますし。
あとは作られた万能細胞の寿命を延ばす技術が確立できれば内蔵の寿命を延ばすいい手段になりそうですね。
内臓をどんどん新しくしていっても記憶は消えてゆきますから、連続的な人格を維持したまま昔の記憶を持たない自分を維持できるかもしれませんね。それはそれでちょっと面白そうです。