高温超伝導で電磁石 MRI、リニアの小型化に一歩
高温超伝導で、実用的な性能の電磁石を作ることに成功しましたよというニュースです。
実用性を無視すると、今はマイナス110度程度で超伝導な性質を示す素材も見つかっているようです。
超伝導を作り出すための温度が低いと、それにかかるコストも安くなります。
冷やすで有名な液体を比較してみますと、
物質 | 単価(円/リットル) | 液体温度(℃) |
---|---|---|
液体ヘリウム | 1500 | −269 |
液体窒素 | 200 | −196 |
※液体ヘリウムを扱うときには、使った後の気体を回収することで単価を下げるのが一般的です。
素材を冷やす方法は別に液体を使うだけではないですが、どちらにしろ、少しでも温度が高いほどコストが安くなることは事実です。クールビズです。
今回は、マイナス234度で安定な超伝導体となる素材を見つけましたよということです。今までは、マイナス269度まで温度を下げていました。
記事では、MRIが安くなるという感じですが、ついでにITERも安くなってくれるといい感じです。
なんだかこの辺まで温度が下がっているとドハースの足音が聞こえてきますね。