かってにインパクトファクター

子育てサラリーマンが日々の雑多なことをつらつらと綴ってます。時々政治ネタ経済ネタコンピュータネタなどをはさみます。

GRAPE-6搭載の「デスクトップ科学シミュレータ」

タイトルだけでは良く分かりませんが、PCIカードタイプの計算モジュールのお話です。
実はこの計算ボード、最大130GFlopsをたたき出すとか。3GHzのペンティアムより30倍程度早いらしいです。
いったいどのようなからくりを使っているのかというと、要するに計算する分野を特化することで高速な処理を行っているというものです。
パソコンは非常に汎用性の高い代物なので、実はものすごく計算処理を犠牲にしていたりします。
逆に言うと、用途を特化してしまえば、今のパソコンなんて比較にならないくらいの処理速度も容易に出せるというもの。
浜松メトリックスのウェブサイトにアクセスしますと、このボードの情報も載っていますが、2粒子間の相互作用に特化した計算のみを行うみたいですね。一応重力だけではなくて、電場も計算できるような感じなのですが・・・。
しかも、このボード一枚で13万個の粒子を扱えると。
ええ。13万ですよ。2個の粒子で2回の処理が10個になると90回になる計算(アルゴリズムにもよりますがオーダーとして。O(n^2)と書くのだったっけ?)で13万ですよ。
もちろん、厳密なシミュレーションを行うためにはこの数では物足りないわけですが、大雑把な計算として(どちらにしても厳密には出来ないわけだし)行う分には十分使えます。私が利用できるもっとも大型の計算装置でも100万個の粒子を扱うので結構いっぱいいっぱいですから、そういう意味では費用対効果は非常に高いと思います。


ということで、早速値段をチェック


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ないですね。値段。ちょっと見当たりません。ひょっとして個人では買えないレベル?いやいや、安い(相対的に)ってどこかに書いてありましたよ。
秋月あたりでキットで売ってると間違いなく衝動買いすると思うんですけどね。


今日は頭がボケボケなので、細かいところの突っ込みはなしでお願いします。