かってにインパクトファクター

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子育て中に意識していること

子への苛立ちは断ち切れるか?――母が子を正論で追い込む : MAMApicks -子育て・育児・教育ニュース&コラムサイト-

ちょうどいま子育て中ということもあって、個人的には興味深い記事があったので。

この記事によると、子育て中にはどうしてもイライラする事があり、子供が言葉を話すようになって以降は、母親は子供を理詰めで追い込んでしまうことがあるよということ。


その解消方法の一つとして、

  1. 夫が生活のリズムを変える。いつもの妻の家事をランダムに交代
  2. 子供と遊んで気持ちを発散させてあげるとか、慰めてあげる
  3. 妻になにか買ってあげる(プリンとか)

ということを挙げている。

ただ、最初の家事をランダムに交代することは我が家では不可なのです。
家事手伝いができません。 - かってにインパクトファクター
まぁ子供と遊んで気を紛らわしてあげることはできるけど、根本的な解決にはなっていないよね。
何か甘いモノを買ってあげるのは悪くないけど、うちの奥さん機嫌が悪いと扱いが難しいし、機嫌が悪いことに気づいてからコンビニ行って帰ってくるまでに15分はかかるからちょっとタイミングを逃すよなー。とか思ってたんですよ。
で、そういえば我が家ではどう対処しているのかなと考えたら、いくつかあったので、ここで紹介したいと思います。

まずは機嫌が悪くなる前にやっていることとして

  1. 妻には、子育てには正解なんてなくて、親も子供と一緒に成長するもの。子供もどんどんかしこくなるから、それに合わせて自分も成長すればいい。今やり方が分かってなくてもいいと機会があれば言う。
  2. 子供に対していいこと悪いことの基準を教えるようにする。だめだからだめではなくて、理由を説明するようにする(すぐには理解できないこと前提で根気よく)
  3. 親も間違えることはあるし、弱いところもあると子供にわからせる。具体的にはわざと間違える。間違えた時には嫁さんに子供の前で怒ってもらう。泣いたふりをする。
  4. 子供にダメだよと説明したことを親がやって、子供に間違いを指摘してもらう。

一番目は妻の育児ノイローゼ対策です。テレビや雑誌などいろいろな媒体で子育ての指南をしている人が多いですし、参考になることもいっぱいあるんですが、妻は子育てていっぱいなのに、”正解”の子育てがあるなんて思ってしまうと、その正解を追いかけることの負荷が大きすぎてしんどいと思うんですよね。基本子育てに関するトレンドなどは私が追いかけていますし、それが本当の正解だとも思ってません。参考情報程度に留めて、千差万別ある子供の性格に合わせて使えるところを使えばいいんじゃないかなくらいです。そして、それを妻には強要せずに、「子供と一緒に成長すればいい」と伝えています。
2番目以降は子供に対してです。
特に小さい子供にとっては親は絶対です(たぶん)。でも親だって機嫌が悪い時もあれば、いい時もある。だから、怒る基準は揃えようと思っていてもなかなか揃えられるものではないし、基準が子供にとって複雑なことも多い。
例えば、走ったら怒られるかどうかという基準は?というと

  1. 下の階に別の人が住んでいる場合に振動が伝わるからダメ

(単純に家で走っては行けないというわけではない)

  1. 下の階に別の人が住んでいて、自分が走ると他の子が真似する可能性が高いからダメ
  2. 保育園では室内は、小さい子供もいてぶつかるから走ってはダメ

(でも外はOKらしい)

  1. ショッピングモールなどで子供が遊べるスペースがあっても、他に子供がいる場合はぶつかる可能性が、近くに人が座っていれば、ホコリが立つことを気にする可能性があるからダメ
  2. 道路がザラザラ系の石で敷き詰められていて、半ズボンを履かせているのでこけたら怪我するからダメ
  3. 道路で自転車が多少通り、歩行者の突然の急制動が自転車には予測できずぶつかるかもしれないからダメ
  4. 人が多くいて、迷子になってしまうからダメ

他にもいろんな条件があって、そのたびに怒ったり怒らなかったり。理由を説明はしますが、新しいシチュエーションにあって、子供が過去の事例から今走っていいのかどうかを判断することは非常に難しいです。大人からすると、基本的には他人に迷惑がかかるかどうか、本人が危険どうかが判断基準になりますが、その基準は子供には難しすぎます。
この辺りの話は、子供が小学生になったら、

こころのふしぎ なぜ?どうして? (楽しく学べるシリーズ)

こころのふしぎ なぜ?どうして? (楽しく学べるシリーズ)

当たりを読み聞かせてあげようと思っています。子供にとって非常に参考になる本だと思います。

話を戻して、なにが言いたいかというと,怒られる子供もそれほど気負わなくてもいいように、逃げ道を作って上げた方がいいんじゃないかと思っています。だから、親は理由があって怒るんだけど、場合によってはそれほど理由がない場合もあるし、実は難しいルールが背景にある場合もある。それをいちいち厳格な基準があって自分が守れていないからダメなんだなと気負わせない。そのために、怒られる子供がそれほど気負わなくても良いように仕向けてあげたいなと思っています。怒っている真相の理由なんて子供もゆっくり理解すればいいんです。


次に、実際に嫁さんが怒っているシチュエーションでは何をしているのか。

  1. まずは子供を抱きしめてあげる
  2. 子供になぜ怒られているのか理由を聞く。嫁が何か言おうとすると黙っなさいと止める。
  3. ダメだった理由を子供と再確認して、母親と仲直りさせる。

一番目は我が家では片方の親が子供を怒るともう片方の親が子供を抱きしめてあげるルールです。慰めるとは限りませんが。
二番目は結構大事なんですが、子供(3才まで)はだいたい怒られている理由を分かっていません。多少大きくなっても誤解していることは多いでしょう。怒られると子供も感情が高ぶって、親の言っていることがほとんど頭に入っておらず、怒られたことだけが印象に残ってしまいます。
ここからが大事なんですが、実は多くの場合、そのことを怒っている親は理解出来ていません。だから、怒っている親に、子供がどこまで理解できているのかを示すためにも、子供に怒られている理由を聞くのです。
そんな怒り方したって子供は理解してくれないよとド直球で指摘しても、だったらどうすればいいんだよとヒステリックに反論されるだけです。
最後は親と仲直り。これは一度関係が崩れても、なんどでもやり直せるんだよと子供に教えてあげたいからです。
今では、うちの子供は、親と子供が喧嘩をすると、最後は抱き合わないと気が済まないみたいで、必ずぎゅってしてきます。


どうしても、我家の場合は母親が子どもと接する時間が一番長いですし、今後も子供に影響を与える度合いが強いのは母親です。なので、私の役割は、家にいるときは子育てに参戦しますが、それ以外にも、子供と母親が良い関係を気づけるように立ちまわるよう務めていたりします。