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かってにインパクトファクター

子育てサラリーマンが日々の雑多なことをつらつらと綴ってます。時々政治ネタ経済ネタコンピュータネタなどをはさみます。

先進国にエボラウイルスの最初の試練が訪れています

今、西アフリカにおいて、エボラウイルスが猛威を振るっています。
致死率が最大90%という恐ろしいウイルスですが、どこから人へ感染しているのかまだ良くわかっていないらしいです。

このウイルスは、致死率は高いですが空気感染せず、発症後の患者の血液などを介してのみ感染することがわかっているようです(空気感染するウイルスに進化する可能性もゼロではないようですが)。

発症した患者の管理をきちんとしていれば、国内で蔓延することを防ぐことが出来るウイルスで、西アフリカで広がっているのは、国民に病気の性質を周知することが難しいから。先進国では蔓延しない。そう信じられています。

先進国にはエボラウイルスは蔓延はしない。でも、先進国でもエボラウイルスに感染するリスクをゼロにすることはできません。

なぜなら、致死率が非常に高いために、恐れられているウイルスですが、飛行機の乗り入れの制限はあまり積極的にされていないからです。

エボラ出血熱の感染は、飛行機で広まるのか « WIRED.jp

世界保健機関(WHO)は、飛行機の同乗者からエボラウイルスに感染する危険性は低いとして、飛行機旅行の制限は勧告していない。これは、エボラ出血熱は基本的に空気感染せず、血液や唾液などの体液や、組織などとの直接接触を通して拡大するというのが主な理由だ。

例えば、日本で同じような病気が蔓延したとして、その時に世界中の飛行機、船の会社が日本への乗り入れを拒否したらどうなるのか。おそらく燃料も食料も入ってこない日本では、大混乱が起きるでしょう。

西アフリカも同様で、外界との遮断は非常に大きな経済的混乱を招くため、多少のリスクはあってもまだ外界とのつながりは保ったほうが良いという判断だと思います。

個人的にも、この判断はやむなしだと思います。

飛行機による渡航を禁止していない(よく考えれば、飛行機だけやめて船の渡航を有りにすると、もっとえげつないことになりますね)ので、リベリアなどの西アフリカ諸国から、直接もしくは間接的に人々が往来します。

先日、リベリアからアメリカに帰国した人がエボラに感染していたというニュースがありました。
CNN.co.jp : エボラ熱、米国内で初の発症 リベリアから帰国後に
それも、帰国後、調子が悪くなったからということで、一度病院に行って、自分はリベリアから帰ってきたと伝えたのに、エボラの可能性を考えずに抗生物質だけを処方してそのまま返してしまったとのこと。
米初のエボラ熱患者、最初は抗生物質もらって帰宅-2日後入院 - Bloomberg
その二日後に、救急車で搬送されたとか。

私が先日、体調が悪いからと会社の医務室に言った時に、西アフリカに最近行きましたか?って聞かれたことと比べると恐ろしくのんきな対応です。

エボラを発症してしまった人からは、間接的な接触でも感染のおそれが出てくるということで、現在は100名程度経過観察されているようです。
米で最初のエボラ出血熱患者 接触の可能性は約100人 | 地震予測検証・地震予知情報 / 防災情報【ハザードラボ】

発症者からしか感染せず、また空気感染しないと言っても、その感染力はなかなかに強力です。

【エボラ出血熱】医療従事者120人超死亡、WHOが警戒 - 産経ニュース

世界保健機関(WHO)は25日、西アフリカ4カ国でエボラ出血熱に感染した医師や看護師ら医療従事者が240人を超え、120人以上が死亡したとの声明を発表した。医療従事者への感染は拡大傾向にあり、WHOは「封じ込め対策の障害になっている」として警戒を強めている。

8月中旬時点のニュースですが、専門知識をもち、常に感染を警戒している医療従事者ですら、次々と感染・発症しています。

アメリカで初めてエボラを発症したその患者が町中で嘔吐したようですが、その強力な感染力を持ったエボラウイルスを含むであろう吐瀉物を、なんの防護もしていない清掃業者が高圧洗浄機で清掃している言うニュースが流れました。

» Shock Image Shows Unprotected Workers Cleaning up ‘Ebola Vomit’ in Dallas Alex Jones' Infowars: There's a war on for your mind!

An image shot by a WFAA News chopper shows unprotected workers cleaning up the sidewalk outside an apartment block in Dallas where Ebola victim Thomas Eric Duncan vomited before he was bundled into an ambulance.
The photograph shows a cleaning crew wearing no protective clothing or face masks whatsoever as they appear to be pressure washing the sidewalk in the general area where Duncan vomited.
“His whole family was screaming. He got outside and he was throwing up all over the place,” resident Mesud Osmanovic told NBC News.
The incident was witnessed two days after Duncan had already been turned away by the Texas Health Presbyterian Hospital.

意訳すると(間違えてたらごめんなさい)、

防護服を着ていない作業員が、エボラ患者であるトーマス・エリック・ダンカンが救急車に搬送される前に嘔吐した場所(マンションの外の歩道)の清掃作業をした。
写真では、清掃業者は防護服、防護マスクなどなにもせず、ダンカンが嘔吐した公共の歩道を圧縮洗浄機で清掃しているように見える。
「彼の家族が叫んでいた。彼は屋外にでて、そこら中に吐いていた」と住民は言った。
この出来事は、ダンカンがテキサスヘルスプレスビテリアン病院に搬送された二日後に目撃された。

となるかと思います。
これがもし本当であれば、清掃作業員も危険ですが、吐瀉物が飛沫化して、そこら中に撒き散らされたマンションの住民も非常に危険です。
また、アメリカは医療費が非常に高いと聞きますので、最近は保険を充実させているらしいですが、すべての人が調子が悪くなったからと病院に行ってくれるでしょうか?

感染したうちの一人でも、病院に行かずに町中で嘔吐して倒れこんで、救急車で搬送されるという自体がまた出てくると、それだけで感染拡大の可能性がぐっと高まります。


これから先、このような事例はどんどん出てくるでしょうし、先程も言ったように、先進国でも感染者の発生自体は防げないでしょうから、このような試練が次々に出てくる可能性があります。

この手の対策は、日本ではゴテゴテに回る印象があるので、そういう意味では対策の先例が、対応の早そうなアメリカで第一弾の感染者発症が起きたのは幸いなのかもしれません。
(ただ、アメリカより日本のほうが情報のめぐりは早い印象があるので、実は日本の方がうまく対処出来るかもしれませんが)

このエボラウイルス、個人では今のところ何も準備出来るものが思い当たらないんですが、それでも今後、深く注視していこうと思います。