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かってにインパクトファクター

子育てサラリーマンが日々の雑多なことをつらつらと綴ってます。時々政治ネタ経済ネタコンピュータネタなどをはさみます。

一見エボラ感染を制御出来つつあるリベリアは、実は取り返しのつかない状況になっているんじゃないだろうか?

最近、エボラ出血熱による感染が、ある意味想定通りなんですが、抑えられずどんどんと拡大しており、先進諸国で連携した封じ込めが必要というところまで来ています。

少し前ですが、アメリカ兵が西アフリカに派遣されて、エボラ拡大阻止のために従事する予定というニュウスが流れました。
エボラ対策で米軍3000人派遣、オバマ大統領が追加支援表明 | ワールド | 拡大するエボラ感染 | Reuters

派遣される3000人にはエンジニアや医療関係者も含まれ、もっとも被害の大きいリベリアの首都モンロビアに地域司令部を設置する計画。このほか、100床を完備した治療施設17カ所を設置するという。

そして、真偽はわかりませんが、エボラ感染が疑われるアメリカ兵が現在帰国し、隔離されているとのこと。
Shock Claim: US Troops Infected With Ebola In Quarantine | Military

He states that a “large group” of soldiers have been sent back from Africa and are in quarantine because some have contracted Ebola.

いい加減な意訳。

彼(上記リンク先のビデオにある人物)は、多くの兵士はアフリカから戻され、エボラと接触したことにより隔離されていると話しています。

そんななか、国際社会による封じ込めが必要との判断からか、様々なところから警告がなされています。
時事ドットコム:国際社会のエボラ対応不十分=国連安保理

【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会は15日、西アフリカでのエボラ出血熱の大流行に関し報道機関向けの声明を発表し、国際社会が今のところ、事態に十分に対処できていないと強調した。声明は全加盟国に対し、財政支援や物的支援の他、現地医療従事者の訓練などを大幅に加速させるよう要請した。(2014/10/16-09:10)

Yahoo!ニュース - エボラ出血熱「あと60日が勝負。負ければ人類が敗北」 国連が悲壮な訴え (withnews)

エボラとの闘いをレースに例え、「(エボラは)我々より先を行き優勢だ」とし、12月までの60日間が闘いになると語りました。この60日間は、感染者の70%を療養施設に収容し、死亡者の70%を二次感染なく埋葬しなければ、感染拡大は止まらないとしています。

「ASEM閉幕、エボラ熱制圧へ国際社会に行動呼びかけ」 News i - TBSの動画ニュースサイト

イタリア・ミラノで開いていたASEM=アジア・ヨーロッパ首脳会合は、日本時間の17日夜閉幕し、エボラ出血熱の感染拡大への懸念などを盛り込んだ議長声明が発表されました。
 ASEM首脳会合の閉幕にあたって出された議長声明は、エボラ出血熱の流行に懸念を表明した上で、制圧に向けた行動を国際社会に呼びかけました。

そして、日本も重い腰をようやくあげて、政府として人的支援を実施しようとしています。
エボラ対策、西アフリカへ自衛隊派遣検討 緊急医療や物資輸送など - 政治・社会 - ZAKZAK

エボラ出血熱の感染拡大が止まらない。世界保健機関(WHO)の最新の集計では、疑い例を含む感染者は9216人、死者は4555人に達した。こうした中、日本政府は、感染拡大が著しい西アフリカに自衛隊を派遣する方向で検討に入った。緊急医療や施設設営、物資輸送など自衛隊人道支援による貢献が可能な業務を絞り込み早急に派遣計画を固める。

個人的には、今後日本にエボラが入ってくることを避けられない以上、その対処の訓練も兼ねて、自衛隊が派遣されることには賛成です。


このような一連の流れがあるので、人類はエボラに負けつつあるのかなと思い、現在のエボラ感染推移を確認してみました。
2014年の西アフリカエボラ出血熱流行 - Wikipedia
f:id:postmaster:20141019072451j:plain

グラフを見ると、確かにエボラ感染が増大していることがわかります。
一ヶ月で、感染者数が倍増しているため、60日で4万人弱の感染者数になっていてもおかしくありません。

ところが、グラフをよく見ると、リベリアだけが、9月中旬以降、感染者数の増加が抑えられつつあるように見えます。

対策のナレッジがたまったのか、米軍などの支援が効いて、少し落ち着いてきたんだろうかと思ったのですが、あるサイトで、恐ろしい記事を発見してしまいました。

リベリア:家庭内でのエボラ感染を防ぐキットを配布――MSFが"応急措置" | 活動ニュース | 国境なき医師団日本

リベリアエボラ出血熱の緊急対応にあたっている国境なき医師団(MSF)は、首都モンロビアで、家庭内での感染予防と住宅消毒用のキット約5万組の配布を開始した。エボラの発症者を抱える家庭で、家族に一定の防衛策を提供し、住居の消毒を行えるようにして家庭内での感染リスクを減らすことを目的としている。

配布活動のコーディネーターを務めるアンナ・ハルフォードは「このキットがモンロビアエボラ危機を解決するものでないことはわかっています。ですが、流行の規模と、現時点での対策の遅れを受け、異例の"応急措置"に踏み切らざるを得ませんでした」と話す。

国境なき医師団が、リベリアにて、家庭内でエボラの感染を予防するためのキットを配布しているというものです。10月8日掲載なので、その少し前からの取り組みを報じているのだとしたら、上記エボラを抑止できていると思われるタイミングとはそれほど外れてはいません。

家庭でエボラ患者を看病する際に感染を予防するキットを配布。。。
こんなの配布したら、家庭でエボラ患者を介護しなさいよって言ってるもんじゃん。

好意的に受け取ると、エボラに感染した患者は病院に隔離されるけど、その後そのご家庭は、配布キットで殺菌して、感染リスクを減らしてくださいねと。そして、それが功を奏して、エボラ患者数が減っている。
と考えられなくも無いですが、だったら、病院にまず来てもらって、その家族に配布するんじゃないかなぁとかいろいろ考えてしまいます。

リベリアのエボラ死亡者数の推移から読み取れないかとも思ったのですが、ちょっとデータが少なくて判断できないですね。


この手のパンデミックでは、感染を抑止出来るわけではなく、感染拡大を抑えつつ、人類が先に薬を作れるかどうかのレースになるとも言われていますが、さすがに今後60日でとなると、すでに候補に上がっている薬が本当にエボラに効いた場合だけだと思います。

過去の他のパンデミックと比較してみると、2009年のインフルエンザウイルスでは、
2009年新型インフルエンザの世界的流行 - Wikipedia
14000人程度がお亡くなりになり、致死率は0.045%程度ということなので、3000万人程度が感染していたことになります。
今回のエボラでは、毎月倍々で感染者が増えいているため、そこまでは12ヶ月未満。来年の今頃にはそのレベルまで拡大している可能性もあります。
インフルエンザでは、日本で13万人の感染者(おそらく実態よりは少ない数だとは思います)が出ています。1000人に一人程度ですかね。
エボラが年齢による感染率の差がないのであれば、マンモス校一校に一人エボラ患者が出たとか言うレベルになります。
国が把握している数は、実態より少ないはずですから、実態は数倍あるとすると、学校で一人感染者がいるレベルになります。

あくまで頭の体操レベルですが、そう考えると、一年後は、エボラに関する認識が私も含めて多くの方の中で激変している可能性があります。


少なくとも、リベリアについては、詳細わからないだけに、極端に報告されている感染者数が少ない可能性もあるんじゃないかと考えています。