かってにインパクトファクター

子育てサラリーマンが日々の雑多なことをつらつらと綴ってます。時々政治ネタ経済ネタコンピュータネタなどをはさみます。

報道ステーション気持ち悪い

私はそれほどテレビは見ない方だと思うんですが、昨日は安部総理が戦後70年談話を発表したということで、内容をネットで調べる前でしたが、報道ステーションがやっている時間でもあったので、そっちを先に見ることにしたんですよ。

途中から見たので、どのような紹介が最初されたのかはわかりませんが、途中からでもかなりネガティブな印象を受けました。

まあ報道なんで権力に対しては基本噛み付くスタンスでしょうから、多少色眼鏡で見るのは構わないと思うんですよ。むしろ過去の戦争の時のように、朝日新聞を始めとする報道が両手をあげて政権を応援する、もしくは後押しするようになったほうが危険です。


ただね。あいつが嫌いだからって無理して批判しようとすると、どうしても論理が破綻します。

キーワードはとりあえず入れただけ、お詫びが本人の言葉ではないという印象を植え付ける非常に偏光した報道で、論理がわからずイライラしたんですが、一番ムカついたのはその後なんですよね。

なんか偉そうな先生(偉そうにしているという意味ではなくて、たぶん偉いんでしょうという意味です)が、70年談話の

日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。

の部分を取り上げて、「ここには根本的な矛盾があります。過去と今は切り離せないんだから、海外に行った時に戦争の話をふられても、私はその頃生まれてないから知りませんというわけには行かないでしょう」という趣旨のことを言ったんですよね。もうね、謝罪有りき。しかも”根本的な矛盾”の説明無し。もうムカついて、しばらく見てたんですがその後テレビを消してしまいました。


もし私が中韓の人間なら、あの偉そうな先生の言葉ほど心強い応援はありませんよ。あっちの中華思想では、必ず相手と自分の上下関係があって、どっちかが上でどっちかが下なわけでしょ。性別、年齢、出身地、出身学校、あらゆることを比較して上下をつけるそうじゃないですか。そんななか、「あの時の戦争は大変だったなー」なんて話を振った途端に中国人、韓国人が上になって日本人が下になることが決定するわけですよね。
そこからスタートして、商談とかするんですか。相当有利ですねこりゃ。

だいたい、多くの事で一方が悪で一方が善なんてことはないんですよ。あるとしたら凶悪犯による犯罪及び凶悪な国による犯罪でしょ。我々のご先祖様はそんなに凶悪だったの?その時代の情勢と比較して。

我々世代が謝るってことは、首相のおっしゃるように子供や孫にまで謝罪の宿命を背負わせるばかりか、あの戦争で亡くなったみなさんを凶悪犯にする行為に等しいわけです。

凶悪な行為ってのは、コロンブスがインディアンに行った大虐殺や、ヨーロッパ諸国やアメリカが行っていた奴隷制度、ソ連、中国の自国民の虐殺・見殺しを指すんですよ。もしくは勝てる見込みの無い戦争を大絶賛して国民を誘導する行為ね。

日本は確かに過去選択は誤ったかもしれません。それは我々が次に選択を間違わないようにする大切な糧にしなければならないんです。ただ、少なくとも我々国民が他国、他国民に謝る話ではないはずです。今のアメリカがABCD包囲網なんてやられた日にはその日のうちに参加した国の首都にミサイルをぶち込んでますよ。



いずれにしろ、私が一番イライラしているのは、”論理”がそこに無いからなんです。お前らが首相を嫌いなのはわかった。でも批判するならちゃんとロジックを示してくれ。話のつながりを考えながら聞いているのに、つながってこないから不愉快なんですよね。

君たちなんかまた国民を誘導しようとしてるの?