かってにインパクトファクター

子育てサラリーマンが日々の雑多なことをつらつらと綴ってます。時々政治ネタ経済ネタコンピュータネタなどをはさみます。

もう老骨に鞭打つのはやめてあげな

今回安部首相から戦後70年談話が発表されましたが、それに対して、大元で大火事を起こした元首相の村山さんがなにかコメントをしています。

70年談話:村山元首相が批判 談話継承の認識「ない」 - 毎日新聞

村山富市元首相は14日、大分市で記者会見し、安倍晋三首相が発表した戦後70年談話について「何のためにおわびの言葉を使ったのか、矮小(わいしょう)化されて不明確になった。植民地支配や侵略などの言葉をできるだけ薄めたものだ」と批判した。村山談話が継承されたという認識は「ない」と述べた。

このおじいちゃん、年はもう90を超えてる人でしょ。
で、世間的には村山元首相って言ったら村山談話しか無いわけじゃないですか。そしたら、もう過去の自分を全力で守ることしか言わないですって。今の村山のおじいちゃんが悪いわけじゃなくて、死期が近づいていると感じている人が、自分の半生を否定するのは難しいんじゃないですかね。
要するに、自分の子どもや孫の世代に謝罪を強要することは出来ても、自分が過去の過ちを自ら謝罪することはできんのですよ。

だから、日本人が滅んでほしいと思っているマスコミの方は取材してもいいかもしれませんが、そうでないならそっとしておいてあげたほうがいいと思います。


ちなみに、今回の安倍談話、ドイツの新聞で
ドイツ紙「首相自身の言葉でおわび言わず」 安倍談話:朝日新聞デジタル

フランクフルター・アルゲマイネ紙(14日付、電子版)は、「謝罪――しかし疑心は残る」との見出しで、安倍首相が近隣諸国の不快を和らげるため歴代首相の謝罪の言葉などを盛り込んだが、「首相自身の言葉でおわびは言わなかった」と指摘した。「日露戦争がアジアやアフリカの人々を勇気づけた」との箇所については、「侵略がどのような行為か歴史家の議論にゆだねた」と解説した。

として、安倍さんからの言葉が無いって批判してますが、「私」という一人称を多用した村山談話では、村山さん本人が、
村山内閣総理大臣談話「戦後50周年の終戦記念日にあたって」 - Wikipedia

村山談話は総理大臣個人の談話ではない。閣議決定して出した談話であり、閣議では一言の発言もなく満場一致で決まった。侵略と植民地支配によってアジアの皆さんに大変な迷惑をかけている。同時に日本国民も大変な被害を受けた。このような戦争を二度と繰り返してはならないという反省と将来への決意をしっかりと国民に持ってもらう必要がある」

と個人の談話ではないと説明しないといけない状況なんですよね。


もう謝りませんは加害者がいうことじゃないっていう人もいますけど、確かに戦争に参加した世代ならそうなんでしょうけど、被害者の立場は千年変わらないとか言っちゃうおばさんがいる以上、戦争に参加していない世代として、手打ちにするのは間違っていないと思うんですけどね。
http://www.news-postseven.com/archives/20150624_328456.html

それ以前に、日韓基本条約が結ばれた段階で、少なくとも国としてはもうこれを問題にしませんってことでしょ。普通?


今の、「良識的知識人」だか左翼だか知らないけど、あの人達が言っている謝罪を続けることは、特定アジアが「日本に謝罪を求めれば外交カードとして使える」と考えてしまって、永遠に仲良くなれない方法なんじゃないかなと思うんですけど、あの人達本当に周辺国との和平を望んでいるんだろうか?



と常々感じていたんですが、こうやって書いてみると、実はあの「良識的知識人」って本当に日本と日本人のことを考えていて、特定アジアとは最終的には国交を断絶したほうが日本および世界のためにいいと考えているから、正常な方向に話が進もうとするとこじれる方向にねじり直しているんだろうか?とふと思えてしまいました。

だとしたら彼らは純粋な国粋主義者なのかもしれません。
みんなトモダチだったんだね。