かってにインパクトファクター

子育てサラリーマンが日々の雑多なことをつらつらと綴ってます。時々政治ネタ経済ネタコンピュータネタなどをはさみます。

日本ってビンボーなの?

「日本人は貧乏になった」その残酷な事実に気付かない人が多すぎる(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース

 

■「日本人はとっくにお金持ちじゃなくなった」

 

 ――作中に登場するベトナム人技能実習生の「日本人はとっくにお金持ちじゃなくなった」というセリフが印象的でした。

 

 それが外国人の実感だと思いますよ。

 

 4年前、取材旅行で訪ねた香港で、紹介制の高級レストランに行きました。店の前にはリムジンがずらりと並び、店内にいるさまざまな国の人たちは一目で裕福だとわかりました。日本人のわれわれが、明らかにもっとも金がない存在でした。

 

 活気にあふれた香港から東京に戻ると、日本全体が寂れたシャッター街のように見えました。にもかかわらず、ほとんどの人が日本が転落した現実に気づいていません。

 

 2000年代に入り、タイやベトナムなどの東南アジアの国々も一気に経済成長しました。日本が1950年代から70年代に約20年もかけて達成した高度経済成長を、わずか5年から10年程度で成し遂げつつある。少し前まで、アジアの国々に対して、日本が面倒を見ている発展途上国というイメージで捉えていた人が多かったのではないかと思いますが、いまその国々が日本を上回りつつある。

記事には、紹介制の高級レストランに庶民が行こうと思えるほどには日本はフラットなだけだよとツッコミを入れときます。

 

私は、何年か前にオーストラリアに行ったとき、スーパーでスプライト風のペットボトル500ccを買ったときに400円くらいで驚いた覚えがあります。

ただ、タクシーの方とお話すると、物価はどんどん上がってるけど、給料は上がらないんだよねと。

タクシーのうんちゃんのお給料は上がらないけど、鉄とか石炭とか取れるから、その業界に関わっている人はかなり良い給料なわけです。

 

アメリカでも、シリコンバレーのあるサンフランシスコに行ったとき、ホームレスが激増してるとニュースで行っていましたが、街では高級店でも大賑わい。何年か前ですが。

 

何が言いたいかって言うと、時代が変わると儲かる業界が変わっていって、それに追いついている人たちは良い給料貰えて、時代に取り残された人たちはお給料変わらず、そして物価はその平均値的な部分で上がっていっているわけです。

一人あたりGDPで見ると日本は、4万ドル。ドイツは4.6万ドルでオーストラリアは5.4万ドル、アメリカは6.5万ドル。

欧米諸外国の高いGDPはこうした格差を許容した結果かなと、肌感覚ですが思ってます。

じゃあ日本はどうするべきなのかなんですが、会社に給料増やせって言っても、増やせませんよね。労働分配率に応じて課税する仕組みでコントロールして、内部留保に回すお金を小さくしたくなるように仕向けるしかないんじゃないかしら。あと、中小企業向け減税とか、下請法の資本金での区切りとかやめましょうよって思います。それならベンチャーに特化した減税とかのほうが良い。市場に間違ったメッセージを送ってます。

 

欧米と違って日本の雇用はジョブ型ではないので、業界変えるのは欧米よりはやりやすいんじゃないかと思うんです。なので、儲からない業界は人を減らして、効率上げて、一人あたりの、売上を確保しつつ、儲かる業界に民族大移動するしかないんじゃないかしら。