かってにインパクトファクター

子育てサラリーマンが日々の雑多なことをつらつらと綴ってます。時々政治ネタ経済ネタコンピュータネタなどをはさみます。

ウイグル問題が日本の試金石になるかも

https://www.asahi.com/sp/articles/ASP3Q61M4P3PUHBI024.html

 欧州連合EU)は22日、中国でウイグル族に対して深刻な人権侵害が続いているとして、中国当局者らへの制裁を発動した。中国政府や当局者の責任を問う制裁は1989年の天安門事件以来となる。中国側は即座に反発し、対抗措置をとると表明した。

 

 EU加盟国の代表者会議が中国への制裁で一致したことを踏まえ、22日に正式な手続きをとった。発表によると、対象は中国共産党の地元党委員会幹部ら4人と、ウイグル族の人たちらの「収容施設」を管理する公安当局の組織で、EUへの渡航禁止やEU域内の資産の凍結を科した。

欧州はこの前まで中国寄りというかずぶずぶで、中国の人権問題なんてなんのそのだったのですが、最近流れがだいぶ変わってきたようです。

個人的にはチェコの問題があったあたりから潮目が変わってきた感じ。

「私は台湾人」 チェコ上院議長の演説に立法院喝采 - 産経ニュース

台湾訪問中のチェコのビストルチル上院議長は1日、台北市立法院(国会に相当)で約45分間演説し、台湾の民主主義をたたえた上で「私は台湾人」と強調、台湾への支持を表明した。外交関係のない国の議会議長が台湾の立法院で演説するのは初めて。

そして訪問前。

一帯一路の協力国だったチェコが訪台を決めた理由 WEDGE Infinity(ウェッジ)

 クベラ前議長の夫人は、クベラ前議長が急死直前、中国大使から、台湾行きの断念を強く迫る書簡を受け取っていたと暴露し、チェコ社会に衝撃を与えた。クベラ議長は中国側から、台湾を訪問すれば自動車メーカー、シュコダや、ピアノのペトロフなどチェコを代表する企業が「中国で歓迎されなくなるだろう」との脅しを受けた。

EUのメンバー国の議長が脅しを受け、それが原因(本当かどうかはわかりませんが)で死んだと言われ、もともとチェコと約束していたことも中国は反故にしており、台湾でチェコの議長が私は台湾人だと、東西ベルリンの頃の名言を持ってきたと。

と言う事で、EUとしても無視できなくなってきたんだと勝手に思ってます。

EUの日本車潰しのためのEV化に中国が対抗できそうだから、今のうちに潰したいというのも大いにあるんではないかと邪推してます。

ただ彼らだけで戦うのはあまりに非力。日本の各県を国にしてまとまったのとおんなじレベル(言い過ぎました)。アメリカと日本も参戦しないと戦えません(別記事ですがアメリカ、イギリス、カナダも参加するとありアメリカはすでに入っているようです)。都合の良いことに日本とアメリカは中国との海域とか領土の問題で揉めそうです。

「本格的に揉める前にこっちついたらええんちゃうん?」

そんなラブコールになるのか、

「人権侵害を無視する国は人権侵害国だ」

という脅しになるかはわかりませんが。

 

中国のウイグル人に対するひどい行いが本当にあるのか私にはわかりませんが、国際調査団を派遣して徹底的に調査させるべきで、それまでは経済制裁でも良いと思いますけどね。

 

ところで日頃人権にうるさい人たちがウイグルとかでは静かになるのなんででしょうね。

あの国のスパイじゃないとは思うんですが、少なくとも、気にしていないのか、問題とは思わないのか、口に出すと帰れなくなるのかは表明してもらえると、わかりやすくていいんですけどね。