かってにインパクトファクター

子育てサラリーマンが日々の雑多なことをつらつらと綴ってます。時々政治ネタ経済ネタコンピュータネタなどをはさみます。

globalの導入

すでに休刊している"BSD Magazine"で、デーモン君のソース探検というコーナーが昔ありました。
このコーナーはデーモン*1君が学校の授業で出された宿題を解いていくという感じで話が進みます。宿題の内容はタイトルどおりのソース探検。初回はloginコマンドでパスワード画面に出力されない事が宿題になっていました。いや出力させない方法は簡単なんですけど、出力させない仕組みまではなかなかね。
このコーナーは、私から見ると結構深くまで扱っていて面白かったのですが、困ったことはBSDのソースを読むことでした。
ということで、今回はソースを見やすくHTMLに変えてくれる方法です。
GLOBALのソースコードタグシステム
を参照していただくのが一番なわけですが、やっぱり簡単な手順を。FreeBSDに話を絞ってありますがあしからず。

まずはインストール
#portinstall global
次にソースのありか(今回は/hoge/src)に移動
#cd /hoge/src
そして、ソースの解析
#gtags -v
「GPATH」「GRTAGS」「GSYMS」「GTAGS」の4つのファイルが出来ます。
次に、解析結果からhtml文書の作成
#htags -saF

これで、HTMLフォルダにソースの解析結果をhtml化したテキストが作成されます。
あとは煮るなり焼くなりお好きなように。


UNIXのソースを解析するには数時間かかります。また容量も数百メガ必要になります。ご注意ください。


ちなみに、デーモン君のソース探検は書籍化されておりますので、興味のある人は見てみてください。

*1:デーモンと呼ばれるデーモンの子供。UNIXの世界ではサーバのことをデーモンといいます。スペルはDemon[悪魔]ではなくdaemon[守護神]。