暗い場所でも咲かせる栄養液、大阪市大グループが開発
明るい場所を好む植物でも、薄暗い場所(200ルクス)で育てることが出来る栄養液を作ることが出来ましたよというニュースです。
大阪市立大理学研究科の平沢栄次教授らのグループが開発したそうです。
話だけ聞くと、不思議な溶液で、実は危ない副作用でもあるのではないかと思ってしまうのが人の常です。この溶液の成分は窒素やリン酸など通常の肥料分を含んだ液にショ糖を加え、クエン酸で酸性にしたものだそうで、自然にやさしそうです。
というか、この程度の溶液なら自宅で出来そうですね。成分比とかは自分でいろいろ試してみながら家庭菜園してみるのも面白そうです。
ある程度暗い場所でも植物が栽培できるのであれば、
- 室内の水耕栽培での省エネ
- 作物収穫後の品質保持
に役に立ちそうだと記事にあります。
地球上のほとんどすべての生命体は太陽光のエネルギーに頼っているのだから、太陽光にあまり頼らないでもすむ栄養液はあまり意味がないようにも思えます。しかし、まとまったエネルギーが得られないと人間が食べる食料として使えない植物が薄暗い(曇りの天気が多い年など)場所でも育つということは、十分に意味はあります。
こういうの効くと、実験データとか見たくなるんですよね。