かってにインパクトファクター

子育てサラリーマンが日々の雑多なことをつらつらと綴ってます。時々政治ネタ経済ネタコンピュータネタなどをはさみます。

司法取引

産経新聞でこんな記事があった

http://www.sankei.co.jp/news/060106/morning/06int002.htm
超適当な要約

平成18(2006)年1月6日[金]

米議員ら続々献金返還 ロビイスト司法取引 関係払拭に躍起

脱税や詐欺で起訴されているアメリカの大物ロビイストが贈収賄事件に絡む司法取引に応じた。このため多くの議員や関係者が訴追される可能性がでてきた。 

なんだかロビイストというと、”韓国人のロビー活動”という表現を見る機会が多いために非常に悪いイメージがありますが、ここでは日本で言う根回しを専門で行う人の事のようです。ニュースになっている大物ロビイスト政治献金等にも励んでいたようです。


でもって、今回はそんなことはどうでも良くて、司法取引についてです。
個人的には司法取引はものすごい反対なわけです。司法取引とは個人的には、グループで犯罪を行って、たまたま捕まった一人が減刑と交換で仲間を売る(という話を映画でやっていたというだけですが)というイメージを持っています。犯罪捜査に巨額なコストをかけるより安価に解決できるという意味では非常に合理的でアメリカらしい手法だなと思います。ただ、私は犯罪というものは行為に付けられるレッテルだと思っているので、その人が自白しようが、事件の早期解決に協力しようが、罪の重さを裁判の前に軽くしてしまうのは納得がいかないのです。


ただ、例外的に司法取引を行った方が良いケースというものはあると思います。それは、制度、法律の不備をついた犯罪で、不備を解消するために制度を改善したい場合です。


みずほ証券の発注ミスもそうですし、楽天のポイント制度の不備もそうですが、明らかに倫理的には良くなく、普通の良識がある人であれば手を出さない状況においても多くの注文が発生するのは不心得な輩が存在するためです。ただ、そういう輩が存在することは自然の成行きなので、私個人としてはやはり制度が悪いと考えます。正直者がバカを見る制度は無くすべきです。


特に話のオチは無いんですが、今回のニュースでは続きとしてロビイストを制限する法律を作ろうという動きもあるみたいで、制度改革を前提とするなら司法取引も良いかななんてちょっと思ってみたりしたのです。