かってにインパクトファクター

子育てサラリーマンが日々の雑多なことをつらつらと綴ってます。時々政治ネタ経済ネタコンピュータネタなどをはさみます。

最近のお年寄りも捨てたもんじゃないね

NHKのニュースで、社会保障の給付金と負担の話が出てました。

社会保障 給付と負担の考え方 世代間で差 NHKニュース

それによりますと、社会保障の給付と負担の在り方を聞いたところ、「現在の給付水準を維持するため、少子高齢化による負担の増加はやむをえない」と答えた人が最も多く、26%でした。
これを年代別にみてみますと、20代が19%、30代が23%、40代が25%、50代が26%、60代が29%、70歳以上が29%で、65歳以上の高齢者では30%でした。

私が若いのかと言われると苦笑いしかできませんが、若いものだとして考えると、自分たちで作った制度でもなければ、人口減になるのはかなり前から分かっていたのに、ほとんど無策で来た、事実上責任のあるお年寄りが、自分たちは逃げ切れる状態になったからって、責任の無い若者に負担を押し付けるのは、無責任なんかないですかね?と思っちゃいますよね。
なので、若者が社会保障の給付を減らせだとか、負担も減らせとかんがえるのは、至極自然な話だと思うのです。

ただ、逆から見てみた時に、お年寄りからすると、確かに自分たちは少子化に大した対策はとってないかもしれないけれども、日本を高度に成長させてきたんだし、そのインフラの上に労せず乗っかってるんだから、それ相応の報いをちょうだいよという感覚になっても理解できなくは無いです。少子化対策だけ忘れてたんだよ、ほかはちゃんとやったでしょってことで。
そうなると、社会保障については、少なくとも現状を維持して負担はしっかりやんなさいと思うご老人も多くいるんじゃないかなと思っているんです。

上記ニュースでは、若者と高齢者との認識に差があるということを話題にしています。ただ、この差というのが、統計上有意な差が年齢で区切った時にあったと言っているだけのような気がするんですよね。

ニュースから該当箇所を引用しますと、

また、高齢者の負担について「現状程度にとどめるため現役世代が負担するべき」、「引き下げるため現役世代の負担を増やすべきだ」と答えた人は、65歳以上では合わせて35%と、20代よりおよそ6ポイント高くなるなど、社会保障の給付と負担の考え方に世代間で差が出ています。

とあります。

問題はそこなのかと。NHK様ともあろうものが、その程度の認識でいいのかなと。
個人的には、逆にこの程度の差なんだなと思います。現在日本の資産のその多くをお年寄りが持っているとは言っても、お年寄りの中では格差が大きいと聞きます。
資産を持たない方も相当数いる仲、35%程度しか負担を増やせと言ってない。逆にいうと、過半数の人は若者の負担を減らしてあげてもいいと思っているんじゃないですかね?

もしそうだとしたら、日本のお年寄りも、まだまだ挟持を忘れていないんですね。と思いました。


最近お年寄りの悪いニュースばかり聞くので、このニュースは久しぶりに良いニュースなんじゃないかなと思う今日このごろです。