さくらVPS上のCentOS 7にNeo4jインストールしてローカルからアクセス出来るようにした
ノードとエッジで構成されたいわゆるグラフでのルートの探査は、いろいろと難しい理論が必要になってくるんですが、この辺りをまとめて面倒見てくれるデータベース(Neo4j)が便利そうなのでインストールしてみました。
Neo4jはインストールして起動しただけでブラウザから接続してデータベースを見ることが出来るようなので、お手軽に始められるし、使いやすそうです。
インストールしたNeo4jのバージョン
- 3.3.0-RC1
手順
CentOSの更新
とりあえず、サーバは更新しておきました。
# yum update
また、javaはすでにインストールされている環境です。
$ yum list |grep openjdk
java-1.8.0-openjdk.x86_64 1:1.8.0.77-0.b03.el7_2 @updates
ちなみに、プロンプトが#の時はルートで、$の時は一般ユーザーで作業しています。
Neo4j最新版の取得
neo4j.com
Neo4jのホームページから、"Download neo4j"、"For Individuals"と進み、Linux版をダウンロードします。
私の場合は面倒なので、一度手元のWindowsに落としてから、さくらのVPSに構築しているCentOSにアップロードしました。
ファイルサイズはサイズは61Mほどです。
Neo4jの展開
これは、上記ホームページから辿れるウェブサイトに書いていることを参考にしました。
$ cd
$ mkdir Neo4j
$ mv (neo4jのzipファイル) ./Neo4j
$ cd ./Neo4j
$ tar -xf (neo4jのzipファイル)
環境設定
まずは、ファイヤーウォールの設定をします。
# firewall-cmd --permanent --add-port=7474/tcp
success
# firewall-cmd --permanent --add-port=7687/tcp
success
最初の7474がブラウザで開く際のポート番号で、7689がweb socketで利用しているポート番号です。
次に設定ファイルの編集。Neo4jのzipを展開したフォルダをカレントフォルダにしているところから説明します。
$ vi ./conf/neo4j.conf
あとは、下記該当する部分を記載します。
dbms.connector.bolt.address=*.*.*.*:7687
dbms.connector.https.address=*.*.*.*:7474
dbms.logs.http.enabled=true
*.*.*.*と記載有るところは、自身で保有しているさくらのVPSのIPを入れてください。
Neo4jのスタート
スタートは簡単です。これも、Neo4jのzipを展開したフォルダをカレントフォルダにしているところから説明します。
$ ./bin/neo4j start
Started neo4j (pid 5152). By default, it is available at http://localhost:7474/
There may be a short delay until the server is ready.
See /home/oddspark/Neo4J/neo4j-community-3.0.0-RC1/logs/neo4j.log for current status.