かってにインパクトファクター

子育てサラリーマンが日々の雑多なことをつらつらと綴ってます。時々政治ネタ経済ネタコンピュータネタなどをはさみます。

Too big, too fail

大昔、日本が大不況になったときに、政府が民間企業の倒産を回避するために支援したことがあり、その際はあちらの経済学者さんは潰すべきだーとか言ってたんですが、いざ自身の国が経済危機になって、会社が倒産しそうになったからアメリカ政府が支援したんですが、そのときは「大きすぎて潰せない」がまかり通ってたんですよね。

私の認識は、あの国の人達は、他国になにかあっても、自分の国に同じことが起きたらどうするのか想像できず、理想論を言い出すと認識してます。

その前提でですが

新型コロナ: 日本に東京五輪中止促す 米ワシントン・ポスト: 日本経済新聞

【ワシントン=共同】米有力紙ワシントン・ポスト(電子版)は5日のコラムで、日本政府に対し東京五輪を中止するよう促した。国際オリンピック委員会IOC)のバッハ会長を「ぼったくり男爵」と呼び、新型コロナウイルス禍で開催を強要していると主張。「地方行脚で食料を食い尽くす王族」に例え、「開催国を食い物にする悪癖がある」と非難した。

と言うことらしいです。

前々から触れてますがコロナであろうがなかろうが私はオリンピック反対です。理念は良いのですが商業主義に走りすぎていて、手段と目的を取り違えてます。

パンデミック(世界的大流行)の中で国際的な大イベントを開催するのは「非合理だ」として、日本は少なくとも規模の縮小か延期に向けてIOCと交渉できる立場にあるとした。

記事では日本は交渉する立場にあると言ってます。

オリンピック協会と日本の契約は、開催都市契約だと思うんですが、そこには


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とあり、基本IOCにしか権利はないし、少なくともIOCとお話できるのも、東京都、日本オリンピック委員会くらいなんですよね。

日本政府としては、契約を守って運営しようとしている日本オリンピック委員会と東京都を応援するしかないんじゃないかしら。

 

と言うか改めて契約書を斜め読みしましたがえげつないですね。

IOCのできることと、開催都市、日本オリンピック委員会のできないことをひたすら書いてるイメージ。何があってもIOCは費用負担しないし、競技種目はIOCが自由に変更できるし、オリンピックのロゴとか権利は永続的にIOC保有すると。

 

わかりやすく言うと、ジャイアンですよ。すべての権利はIOCが持っていて、すべての義務は東京都と日本オリンピック委員会が負っていると理解したらだいたいあってます。日本語版(日本語版はただのご参考という位置づけ)で83ページありますが、表紙とか用語の定義を入れて2ページにできますね。

 

改めて思いましたが、コロナにかかわらず手を出してはいけないイベントです。今後のオリンピックも日本としては不参加で、どうしても参加したい競技団体は個別に交渉したらいいんじゃないかしら。

 

話がそれましたが、アメリカの弱小新聞のコラムでオリンピックを中止するよう日本政府が働きかけるべきって言ってますが、まずお前に言われたくねーってことと、言うべきは、アメリカのスポンサーで、スポンサー料を払った上で開催しないように提言するよう働きかけるべきです。日本の企業にも、日本政府がスポンサーと交渉したほうが良いですね。

で、スポンサー名とスポンサー料と、各社どれだけ払ってどれだけ放棄したのかを公表するべきです。ただしオリンピックを開催しないとなったときのスポンサー料の返還を求める権利はあると思うので、請求があれば、東京都が行うべき。

 

スポンサーもスポンサーで、二度とこんなイベントにはお金を出さないようにしてほしいですね。